カカオ(Cacao)

ココアやチョコレート等の原料


カカオの実(カカオポッド)

カカオの果実は、一般的に、はじめは緑色で、やがて黄色味をおび、最後は赤褐色に熟します。植物園の温室では、同じ枝に いろいろな色の実があります(写真は京都府立植物園と宇治市植物園の温室)

ラグビーボールのようなカカオの実の中には、20~60個の種子(カカオ豆)が5列に詰まっています。

白い果肉ごとカカオ豆を取り出し、木箱などに入れ、バナナの葉をかぶせてていねいに発酵させた後、天日干しすると、チョコレートらしい茶褐色になります(写真は明治製菓/阪急百貨店バレンタインフェア2020年にて)

この種子(カカオ豆)を炒って、粉末にして、砂糖や香料などを混ぜたものがチョコレート。粉末を圧搾して脂肪を除いたものがココアになります。

カカオの花

特徴的なのはカカオの花。幹や枝から直接、小さな花を 無数に 咲かせ、花はほぼ一年中咲いています。

カカオの花の多くは 実を結びませんが、植物園では人工交配に成功し、たくさんの実をつけています。

カカオ(コラージュ)

カカオ(Cacao):アオイ科(アオギリ科)

熱帯アメリカ原産。高さ6~8mの小高木。実はポリフェノールやミネラル等が豊富。


京都府立植物園の説明より
京都府立植物園の説明より
国立民族学博物館の説明
国立民族学博物館の説明

※このページの写真は、京都府立植物園、宇治市植物園の温室にて。説明は各植物園と国立民族学博物館の資料より抜粋しています。


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