初夏の風物詩
ホタル(甲虫類)
・ホタルはカブトムシやテントウムシと同じ 甲虫のなかまに入ります。
・世界には約2000種、日本では約50種のホタルが生息し、幼虫の生息場所によって、陸生のホタルと 水生のホタルに分けられます。
有名なゲンジボタルとヘイケボタルの違いを上の図にまとめています。
・ゲンジボタルは体長が約15mmと大きく、ゆっくり光りながら、ゆらゆら波のように大きなカーブを描いて飛びます。多くはきれいな川にすんでいます。
点滅する光の時間が2秒型と4秒型があるといわれ、西日本では2秒型、東日本では4秒型が多いそうです。
・ヘイケボタルは体長が約10mmと小さく、チカチカ点滅しながら、まっすぐ飛びます。田んぼの用水路の水底などにすんでいます。
実は幼虫が水中で生活するホタルは珍しく、世界で8種類ほどとも言われていますが、日本ではそのうち3種類も見ることができます(ゲンジボタルとヘイケボタルとクメジマボタル)
・ホタルの見ごろは、例年、関西各地では5月下旬~6月中旬頃、山間部の奈良県黒滝村・天川村周辺等は例年6月中旬~7月上旬頃です。
夜の8時ごろに よく飛び交います。
・ホタルが見つかりやすい気象条件としては、気温が高く、湿度が高い 蒸し暑い日。できるだけ風の弱い日が良いと言われています。
ホタルは水辺に多いですが、雨の日は危ないので、川などに近づかないでください。
※このページの写真のホタルは、京都府亀岡市(6月上旬)、滋賀県高島市(6月始め/写真提供 兵庫県Fさん)、奈良県黒滝村(6月下旬)にて撮影。
※ このページの説明は「ホタル(守山市ほたるの森資料館小冊子)」「昆虫(小学館)」「move昆虫(講談社)」「自然観察(学研)」より抜粋しています。
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