旧暦では7~9月が秋とされ、旧暦の8月15日が、秋の真ん中の「中秋」にあたることから、十五夜の月は「中秋の名月」と呼ばれます。今の暦では、秋雨前線と重なって曇りやすく、スッキリと月が見えると うれしいものです。
※下の写真は、近年の十五夜の月
※「十五夜」は満月とは限りません(2014年、2015年では、十五夜の翌日がスーパームーンと呼ばれる 一年で一番大きな満月でした)
十五夜の時期は、秋の農作物を収穫する頃で、とれたての農作物をおそなえして、秋の実りを感謝する風習があります。
「月見だんご」は、満月に見立てた白いだんごのこと。十五夜にちなんで15個、あるいは、一年の月数で12個お供えします。
関西地方では、あんに くるまれた だ円形のだんごも 使われます。
サトイモは、ひとかぶに たくさん実をつけることから、子孫繁栄を願い、サトイモの煮物をお供えしします。
「きぬかつぎ」は、ゆでるか蒸したサトイモを、皮を半分だけむいたものです。
ススキ、キキョウ、リンドウ等、秋の花も添えられます。
特に、ススキは魔除けになるとされています。
月の月面が何に見えるかは、国によって様々。たとえばアメリカでは女性の横顔、北ヨーロッパでは本を読むおばあさん、南ヨーロッパではカニに見えるそうです。
日本では、月の表面の黒っぽい部分が「月でウサギがおもちをついている」と言われ、十五夜には ウサギがよく登場します。
9月の月より
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