一度は見たい憧れの 春景色
ふもとから山上に向かって、下千本、中千本、上千本、奥千本と呼ばれ、標高差500メートルの山肌を、20日程度かけて、ふもとから順に桜が咲いていきます。サクラは約200種3万本といわれ、その多くはシロヤマザクラです。
歴史は古く、飛鳥時代、修験道の祖とされる役行者(えんのぎょうじゃ)が蔵王権現像を桜の木に刻んだという故事から、桜がご神木とされ、信徒が献木を重ねたと伝わります。
ユネスコ世界遺産に登録されています。
吉野山の入り口付近のエリア。ふもとから歩いた場合、勾配がきつくなるにつれ、次第に目の前に桜が開けます。
写真は「七曲り坂付近」からの景色です。
開花期の吉野は、花見客で混雑するので、下千本から中千本(勝手神社前)はバスやマイカーは通行止めになっています。徒歩で登るため、履きなれた靴がおすすめです。
中千本の付近では、如意輪寺(にょいりんじ)方面の桜景色が見事です。上千本まで見渡せ、山肌に雄大に咲き誇る桜を楽しむことができます。
世界遺産吉水神社の境内からの一目千本は特に有名です。
上千本の付近には、くつろげる広場や展望台があり、山の上方から吉野山を見下ろせます。
標高約600mの花矢倉展望台からは、吉野山を一望できます。吉野名物、くずもち等がいただける休憩スペースもあります。
一番奥にあるエリア。がんばって登った分、人混みが緩和され、静かなお花見ができます。
金峯神社(世界遺産)は奥千本に位置し、入口に修行門がそびえます。参道にはソメイヨシノも多く咲いています。
奥千本には「西行庵」と呼ばれる西行法師が俗界をさけて、この地にわび住まいをしたと伝わる場所があります。
上千本のあたりにある神社で、春はシダレザクラが美しく咲きます(世界文化遺産)
子授けのご利益があるとされ、豊臣秀吉が祈願し、秀頼を授かったと伝わっています。
我が国に自生する桜で、最も代表的な種類。古くから詩や歌に詠まれています。
上は後醍醐天皇の歌碑。吉野桜は百人一種を始め、多くの和歌に登場します。
近鉄吉野線近鉄吉野駅からロープウェイで約3分 吉野山駅下車徒歩15分、近鉄吉野線近鉄吉野駅から臨時奈良交通バスで約15分 中千本公園下車すぐ
吉野山のまわりにも、大きな桜の大木があります。時間に余裕があれば、付近を散策すると、また違った風景が見られます。
上の写真はみたらい渓谷。吉野山全体が緑豊かで、四季折々に変化に富んだ美しさです。
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【 サイトマップより抜粋 】
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