世界の天文台
マウナケア山(ハワイ島)
標高4,205mのマウナケアは、ハワイ諸島で最も高い山。空気が澄み、晴天率が90%とも言われるほど、天体観測の好条件に恵まれ、世界各国の最先端技術の天文台が並んでいます。
※マウナケア天文台群:ハワイ島のマウナ・ケア山頂周辺にあり、世界各国の第一級の天文台や望遠鏡が集合しています。
マウナケア山頂へ登頂する前、必ず立ち寄るオニヅカ・インフォメーション・センター。ちょうど山の中腹(標高2,804m)にあり、高山予防のために体を慣らしつつ、その日の山の状況を教えていただいたり、星や天体の話等を聞くことができます。
富士山で言えばちょうど7合目ぐらいで、雲海が広がっています。
マウナケア山は年に数回雪が降ることで知られ、標高が上がると雪が見えます。
マウナケア山には雪の女神「ポリアフ」が住むと言われ、オニヅカ・インフォメーションセンターには、ポリアフを祀った小さな祭壇があります。
山頂に登る際、登山者はここで無事を祈願します。女神に唱えることばは「マハロ・ホオ・マイカイ」。深い感謝の意味だそうです。
↑銀剣草(シルバー・ソード)は世界に数か所だけで生息する希少な高山植物。ハワイ固有種の一つで絶滅危惧種でもあり、石で囲って保護されています。背の高い花穂を出します。
他にもエアプランツのような植物が生えています。
↑手前がすばる望遠鏡。日本の国立天文台の大型光学赤外線望遠鏡です。
世界各国の最新の天文台や望遠鏡が並んでいます。
青空のもとの天文台群はまるで宇宙空間のような輝き。
夕焼けに照らされる時間帯になると、黄金色に輝いて幻想的です。
澄み渡る空気の中、雲海に沈む太陽。
刻々と空の色が変わり‥
完全に日が沈んだ後の数分間、反対側の空を見ると、アースシャドゥと呼ばれる地球の影が見えます。
太陽の光が地球より上の部分を通過して、西の空の大気に反射した時に見える「アースシャドゥ(地球の影)」。上の写真の青い部分にあたり、ピンクの部分は「ビーナス・ベルト(Belt of Venus)」とも呼ばれます。これらは高い山頂でなくても(日本でも)見ることができる大気現象です。
※マウナケアの写真は1月に撮影したものです。
※「宇宙の日」(9月12日):毛利衛宇宙飛行士が日本人として初めてスペースシャトルに搭乗し、宇宙へ飛び立った日(1992年9月12日)にちなんで / 国際宇宙年(1992年)に、日本の科学技術庁(現・文部科学省)等が 一般公募して選定
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【 サイトマップより抜粋 】
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