コアラ(Koala)

ユーカリの木で おひるね


コアラ(有袋目コアラ科)

・体長 約60~83cm。重さは約8~12kg。オーストラリアやニューギニア等に住んでいます。

・巣は作らずに、昼間は木の枝にすわって、からだを丸めて眠り、夜間に出てきてゆっくり行動します。

・エサはユーカリの葉(ユーカリの葉には、水がたくさん含まれいるので、あまり水は飲みません)



コアラは 一日18~20時間ぐらい寝ていますが、するどいツメで しっかり木に登っています

コアラの室内

動物園のコアラの室内は いつも 心地よい温度に保たれています(上の写真は東山動物園と神戸市立王子動物園。何匹もコアラを眺めることができます)

コアラの子育て

メスのコアラは おなかにある”ふくろ”で赤ちゃんを育てます。コアラの妊娠期間は、約35日間。赤ちゃんは一円玉ほどの大きさ(体長2cm、体重1kgぐらい)で、とても未熟なままで生まれてきます。それでも、赤ちゃんは、手だけでお母さんのふくろに入り、乳首を吸います。

※この写真の模型は、コアラのおなかの穴をのぞくと、本物そっくりのコアラの赤ちゃんが見えるようにできています(天王寺動物園/2015年)

有袋類のふしぎな子育て(天王寺動物園/2015年より)
有袋類のふしぎな子育て(天王寺動物園/2015年より)

天王寺動物園コアラ「アーク」

天王寺動物園で1匹だけいたコアラの「アーク」は、国内の動物園では珍しく、気候の良い日は、屋外に出て、自然に近い姿を眺めることができました。

2019年10月半ばからは、繁殖協力のためイギリスへ渡り、残念ながら、今は天王寺動物園にコアラはいません。



※7月の最終金曜日は「世界コアラの日」(オーストラリア・コアラ基金による)/20世紀になって、オーストラリアのコアラの数は300万頭から10万頭弱にまで減ってしまい、絶滅が危惧され、保護活動が進んでいます。

5月3日は「野性コアラの日」野生のコアラが生息する森林の保護や環境について考え祝う日。

参考:ユーカリの木

コアラのエサ「ユーカリ」の木
コアラのエサ「ユーカリ」の木

ユーカリにはおよそ600種類ありますが、コアラはそのうちの一部しか食べません。そのユーカリの木も年々減ってきています。

 

コアラの子どもは、母親のフンを食べます。フンには、ユーカリを消化するのに欠かせない微生物が含まれていて、母親と同じユーカリを食べられるようになります。

※ このページのコアラの写真は 天王寺動物園、神戸市立王子動物園、東山動物園にて。

※ 説明は主に「動物(小学館)」「LIVE 動物(学研)」「たのしいきりんのかいかた -ペンギン、コアラからパンダ、ぞうまで(学研プラス)」より抜粋しています。

コアラのスケッチ(小2児童作品)
コアラのスケッチ(小2児童作品)


有袋類:カンガルー(別ページがあります)
有袋類:カンガルー(別ページがあります)
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