カカオ(Cacao)

おいしいココアやチョコレートの原料


カカオ(Cacao):アオイ科(アオギリ科)

熱帯アメリカ原産。高さ6~8mの小高木。実はポリフェノールやミネラル、食物繊維などが豊富で、様々な健康効果が期待されています。



カカオの花

カカオの花は、とても小さな白い花です。

幹や枝から直接ぶら下がって、小さな花を 無数に 咲かせ、花はほぼ一年中咲いています。

カカオの花の多くは 実を結びませんが、植物園では人工交配に成功し、たくさんの実をつけています。

国立民族学博物館の説明
国立民族学博物館の説明

カカオの実(カカオポッド)

実を収穫できるのは樹を植えてから4~5年目以降の樹木と言われます。 

カカオの果実は、一般的に、はじめは緑色で、やがて黄色味をおび、最後は赤褐色に熟します。植物園の温室では、同じ枝に いろいろな色の実があります

※花と実の写真は、京都府立植物園と宇治市植物園の温室にて撮影。

カカオの果肉(カカオパルプ)の発酵

ラグビーボールのようなカカオの実の中には、20~60個の種子(カカオ豆)が5列に詰まっています。

白い果肉ごとカカオ豆を取り出し、木箱などに入れ、バナナの葉をかぶせてていねいに発酵させた後、天日干しすると、チョコレートらしい茶褐色になります(写真は明治製菓/阪急百貨店バレンタインフェア2020年にて)

この種子(カカオ豆)を炒って、粉末にして、砂糖や香料などを混ぜたものがチョコレート。粉末を圧搾して脂肪を除いたものがココアになります。

京都府立植物園の説明より
京都府立植物園の説明より

※このページの写真は、京都府立植物園、宇治市植物園の温室にて。説明は各植物園と国立民族学博物館の資料より抜粋しています。


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